君はなぜ自転車に乗って歌うんだ

歌うのは自転車の時だけじゃないですけど。
理由のひとつは暇だから。
自転車乗る時、イヤホンなりヘッドホンなりで音楽聴いてる人多いけど、あれ怖くない?危ないと思うんだよいろんな意味で。
でもちょっと音楽があればいいなーと思って、なんとなく乗ってて暇だと歌を歌ってしまうんですね。通りなれたコースとか、人が周りにいない時とか。
特に大きな川を渡る橋の上などでは、そんなとこ自転車で通る人もあんまりいないし、車の音でかき消されて誰にも聞こえないだろうと言うことで結構力をいれて熱唱してしまう。
橋は大体緩やかな上り坂がずっと続くので結構苦しいけどそれに負けないで歌うことに意地になってみたりする。結構楽しい。
逆に自転車に乗ってて歌わない時は、疲れているか道が良くわからなくてテンパッているか、人通りの多い道などで軽快に乗れていない時。

あと、夜中に一人で歩いている時に歌います。
これも住宅街の中などでは自粛するけど、私が前に住んでいた家って、都心から帰ってくるときどのルートでも大きな川を越えなきゃいけない地域にあったのです。
そしてメトロ沿線なので終電がやや早い。それを逃すと川の手前の、家から何個か前の駅までしか電車が来ないのですよ。そこからタクシーに乗ればいいんだけどタクシー乗り場にすごい人→並ぶのめんどくせえ→途中まで歩いて帰っちゃうか。そのうち通りすがりのタクシーを拾おう、って感じの思考回路になるわけです。酔った頭だと。
で、歩いているうちに結構楽しくなって「歩いて帰っちゃおうかなー」となるのですがここでまた橋問題が浮上。歩道はあるものの橋の全長が1キロちょっとある上に、橋の歩道に行くには川原の横の暗い階段から上がっていかなきゃいけない→ちょっと怖い→びくびくしているより頭がおかしいって思われたほうがいいんじゃないか?→大声で歌え、って発想になるんですよ今度は。
だってホントに暗いし怖いんだよねあの道。橋のしたから腐った手が出てきて手招きしたらどうしよう的な怖い妄想も好きですが、まあ現実問題終電も出ちゃった深夜に暗い道を通る時に怖いのは基地外系か変態系でしょう。
なので大きな声で歌いながら帰ります。絶対道行く人だけじゃなくて車の人にも聞こえてるんだろうなあれ。いまだ通報されたことは無いけれど。自転車の時も徒歩の時も歌うボリュームはフルです。カラオケなり何なりで歌う時と一緒かそれ以上な感じ。
一度だけ後ろを歩いていた人から「今歌ってた歌何の歌ですか?」って聞かれて教えたら「レンタルしてみます、ありがとう」って言われたことがありますがあの人よく声かけてきたな。効果、ないのか?